《経田音楽堂》

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新型コロナウイルス対応 雑記

リモート対応

電話でという原始的な方法での経験がありますので、こだわらなければ大体何でも、直接お会いせずにリモートでのレッスン等、ご依頼に対応いたします。

COCOA - 新型コロナウイルス接触確認アプリ

2020年 12月9日19時00分、端末にインストール開始しました。

かなり暗い話になるのでこの先を読むのはお勧めしませんが、
「このアプリは、運用前の5月に緊急事態宣言が解除されてしまったことで、意義がなくなってしまった。」
というのが、誰に言うわけでもありませんが私の持論です。
恐らく多くの人が、日常に戻ろうとして希望をもって予定を入れていってしまった日々の中―― 一体誰が、このアプリからの通知という名の宣告に安心できるでしょうか。安心をもたらすものでなければ人はその仕組みを使用できません。Go to トラベルも Go to イートも、医療従事者の休息無しに、お構いなしと言わんばかりにまさかの途中実施されてしまい、混乱の極みにあります。エビデンスが無いと言っておしまいな首相の答弁姿勢からは、人の心ではなく政策のための言動であることが見て取れます。他の方法をとるべきでしかなかったことは、ここで述べるのは長くなり趣旨を薄れさせるので止むを得ず言及を省きます。
私が最初にこのアプリを使用しなかったのは、当時不具合が報告されていたという別の理由からです。ところが今さっきまで私がインストールをためらっていたのは、不具合の一件もさることながら、アプリ利用を開始した後の姿をイメージし、こんな悪化した感染状況やただでさえ病床不足の中で通知が来てしまったらどれほど心の落ち着かないことだろうかという言いようのない不安があるからに他なりません。普通なら、まだ受けられていない検査を受けるきっかけにできるというのに、それを政府の失敗で不安を感じさせる状況に陥らせてしまっています。
緊急事態宣言を保ち、新規感染者数をコントロールしている間に運用開始〜本格運用されていれば、みんなが拠り所にできて安心を求めて使いかけられたはずなのに。

今やお試しや予行練習のつもりでインストールすることさえしてもらえないのも無理はありません。本格始動は夢のまた夢としか言いようがありません。
今、このアプリの意義は0です(※個人の主観です)。それを敢えて使用してみるわけですが、言うまでもなく、信用してでも希望をもってでもありません。使用そのものは主従の従で、ここまで書いてきたことである訴えのきっかけにしたかったのが主です。
自分の受けた仕事を今更新しく使い始めた機械に振り回されてキャンセルせざるを得なくなり迷惑をかけたり理解を得られないかもしれなかったりすることへの恐怖や、周囲に嘘をついてしまうかもしれない自分への疑心暗鬼―― それらの襲い来る感情や心情等を脇に置いてでも、いかにこの時代に「人の心に寄り添う」ということが重要かを訴えたいと思ったからです。……、そう綺麗ごとを言いながら面と向かってではなくこんなところでひっそりと雑記を残すのは、あることで珍しく自分の意見を述べ訴えの片鱗を僅かばかり示してみたところ、安心を求める人の心に寄り添うことを忘れている人が少なくないことが空気でわかってしまって、それ以上波風を立てたくなくて引っ込めた経緯があるからです。(自分も時間が無い時は寄り添えないときがあり反省です。)
ただでさえ、アメリカのトランプ氏の様々な問題ある対応姿勢や、維新政治が自己都合で焦って住民投票させた大阪都構想等で、私たちは二分され翻弄され、疲弊させられました。政府や地方行政、世界がこの間とってきた様々なことは、自分にとっては悉く人の心に寄り添わないものだったと言わざるを得ず、絶望的です。絶望の中でインストールしたことを、政府等への小さな抵抗としてここに記録しました。